pm2.5対策におすすめの空気清浄機8選！選び方やpm2.5についても解説

部屋の空気をきれいにする空気清浄機は、特にウイルスや花粉が多い時期に重宝します。最近の機種では、PM2.5などの微細な粒子やアレルゲンなどの有害物質も除去できたり、静音性が高かったりなど機能性が抜群によくなっています。

しかし、いざ空気清浄機が欲しくなっても種類が豊富で、選び方がわからない方も多いですよね。花粉症・アレルギーを持つ方・赤ちゃんがいるご家庭では、重視するべき性能が違うので慎重に選ばなくてはいけません。

そこでこの記事では、空気清浄機の選び方やPM2.5について詳しく解説します。PM2.5対策におすすめの空気清浄機も紹介するので、空気清浄機選びに悩んでいる方はぜひ参考にしてください。

PM2.5の大きさの単位は、μm（マイクロメートル）で1μmは1ｍｍの千分の1の長さの0.001ｍｍです。髪の毛の太さの約30分の1なので、当然肉眼では見られずとても小さな粒子だとわかります。

花粉や黄砂などと比較すると、花粉は直径30～40μm・黄砂は約4μm・PM2.5は2.5μm以下です。PM2.5対策として花粉用のマスクを装着している方もいますが、大きさの違いから花粉対策のマスクではPM2.5を防げないので注意しましょう。

日本では中国の影響で春先にPM2.5が発生すると考えている方が多いですが、実際は季節によって濃度が変動するものの、国内で常に発生しています。自動車の排気ガスや焼却炉等のばい煙など日常生活で発生し、家庭内で調理をする際にも発生します。

特に、燃焼する機関が発生させており、燃焼後の微細なチリが大気中に排出され太陽光や大気成分の影響で粒子に変化します。防ぎようがない場合もあるので、PM2.5の発生後にどう対応するのかが大切です。

PM2.5は肺や気管に沈着しますが、微小なPM2.5が肺の奥まで入ると、ぜんそくや気管支炎などの循環器系の疾患へのリスクが懸念されます。特にお年寄りや小さなお子さん、呼吸器系や循環器系の病気を持っている方はPM2.5の影響を受けやすいので注意が必要です。

環境省が安全な指標として「1日平均値70μm/㎥未満」を掲げていますが、上記に当たる方は慎重に行動しましょう。

高濃度汚染時（1日平均値70µg/m3以上）には、屋外での行動をできるだけ減らしましょう。PM2.5は屋外だけでなく、屋内にも存在しているので外でマスクをするだけでは対策として不十分です。

屋内にいるときの対処法としては、屋内では換気や窓の開閉を最小限にする、部屋の大きさに合わせたPM2.5対応の空気清浄機を使用するなどがあります。人間の目ではどうしてもわからないものなので、機械の力を利用してPM2.5対策に励みましょう。

空気清浄機を購入したものの、なんとなく「空いている場所」に置いている方も多いですよね。空気清浄機を効率的に使うには、最適な場所があります。そこで今回は、空気清浄機の置き場所についてご紹介します。

空気中のほこり・花粉など大きな粒子は、空気よりも重いため床へ向かって落ちていきます。そのため、これらをメインに清浄したい場合には空気清浄機を床に置くのが効率的です。

PM2.5や花粉対策で空気清浄機を設置する場合、最も効果的な設置場所は「玄関」です。玄関の扉の開閉時や外出後にPM2.5や花粉が室内に入ってくるからです。また、窓から入ってくる場合もあるので、リビングの窓際にもう1台設置してもいいですね。

家庭内に喫煙者がいる場合は、部屋にニオイを残さないように空気清浄機を置いている方も多いです。しかし、PM2.5などのウイルス対策と同じ置き方をしても、たばこのニオイ対策としてはあまり効果的ではありません。

たばこなどの煙は上へ向かう傾向があるので、棚の上など少し高い位置に置くと効果が発揮できます。安定した台の上に置かないと、転倒や落下の危険性があるので注意してください。

適用畳数とは、稼働して30分で空気をきれいにできる範囲を表します。たとえば、部屋が6畳のところに空気清浄機の適用畳数の表記が6畳と表記されているものを設置する場合は、30分後に部屋全体の空気が清浄されます。

実際に空気清浄機を置く部屋の広さを考慮して購入しましょう。また、6畳の部屋に適用畳数が12畳の空気清浄機を稼働させた場合は、15分で部屋全体をきれいにできます。

この例からわかるように、適用畳数の広さに比例して清浄できる速さも変化します。素早く空気を清浄したい方は、適用畳数が実際の部屋よりも広い空気清浄機を選んでください。

空気清浄機の集じんフィルターは、一般的にHEPAと呼ばれる高性能フィルターが使用されています。HEPAフィルターは0.3μmの微粒子を99.97％捕集できるなど、非常に高性能な集じん能力を持つフィルターです。

掃除機による清掃や水洗いは不可能なものが多いので、定期的に交換する必要があります。清掃の仕方や交換時期は各製品の取扱説明書を確認してください。

ペットを飼っていたり部屋でタバコを吸ったりする家庭では、部屋の中に嫌なニオイが残りがちです。ニオイが気になる場合は、脱臭機能がついたモデルを選びましょう。

特に、脱臭フィルターを使うものは部屋の空気を内部に取り込んで、フィルターを介してニオイがよく取れた空気を部屋に放出します。

空気清浄器は集じんフィルターを介して清浄するので、集じんフィルターが汚れてくると清浄能力が落ちます。商品によっては10年間交換不要のモデルもありますが、汚れは溜まっているので定期的なメンテナンスは必要です。

製品によってメンテナンスのしやすさが変わるので、商品を選ぶ際にはメンテナンスのしやすさを考えて選びましょう。掃除が簡単な空気清浄機については、以下の記事で紹介しています。

除加湿機能が搭載の空気清浄機は、空気清浄機の機能だけでなく加湿器と除湿機の機能も搭載されているので1台で3役をこなします。それぞれ揃えるよりもコスとパフォーマンスがよくお得です。

しかし、除加湿機能を搭載したモデルは人気があるものの、除加湿機能を併用すると空気清浄能力が落ちる場合もあります。手軽さよりも性能を重視する場合は、別々に購入するのがおすすめです。

イオンやプラズマを含む空気を放出して、室内の嫌なニオイや花粉を軽減します。特に、抵抗力の低い小さなお子さんがいる家庭にはおすすめです。イオンやプラズマ機能はメーカーによって名前や特徴が異なるので、使用する部屋や環境に合わせて選びましょう。

しっかりとより効率的にPM2.5対策を行いたい方におすすめなのが、PM2.5センサーが付いた空気清浄機です。PM2.5センサーは空気中のPM2.5を検知して、濃度を測定できます。

測定された濃度に応じて、自動で気流や風量を調節する空気清浄機もあります。確実にPM2.5対策をしたいのであれば、PM2.5センサー付きの空気清浄機を選びましょう。

空気清浄機の中には、スマホアプリと連動して部屋の状況を簡単に確認できるものもあります。スマホアプリでPM2.5濃度が確認できる空気清浄機であれば、その濃度に応じて対策できるので便利です。

また、部屋の状況を確認するだけではなく、スマホアプリを使って遠隔操作できるタイプもあります。外出先からも操作したい方は、スマホアプリと連動できるかどうかもチェックしてください。

いつもなら時間が経てば消えるはずのPM2.5のランプ表示が消えずに、困ったことがある方もいますよね。ランプが消えない理由は、故障ではなく汚れが原因の場合があります。ランプが消えない場合は、

• センサー
• センサーフィルター
• 集じんフィルター
• 脱臭フィルター
• ユニット

を掃除してほこりを取りましょう。

すべてのほこりを取ってもランプが消えない場合は、センサーフィルターを水で洗ってみてください。それでも消えないのであれば、エアダスターなどを使って再度しっかりとほこりを取るとランプが消える可能性が高いですよ。

PM2.5などの微細な粒子は目に見えないため人間が掃除するのは難しいですが、空気清浄機があれば簡単に取り除けます。快適な生活を送るために、空気清浄機の置き場所や選び方などの知識を正しく持って購入しましょう。