ダイソン空気清浄機のフィルターが取れない原因と対処法｜HP01など交換方法も

スタイリッシュなデザインでパワフルと人気なのがダイソンの空気清浄機です。冬の時期にフル稼働させているため、知らない間に空気清浄機のフィルターの汚れも溜まってきます。ダイソンの空気清浄機のフィルター交換時期は本体のディスプレイに表示されますが、いざ交換しようと思ったら取れないと焦った方もいるのではないですか？

焦れば焦るほどフィルターが取れなくなり、力づくで取ろうとするとフィルターが破損してしまう恐れがあり危険です。フィルターが外れないのには必ず原因があります。その原因を突き止めれば対処が可能です。特に、品番HP01などの初期型空気清浄機能はフィルターが取れないといった声が多く聞かれます。

そこで、ダイソンの空気清浄機のフィルターが取れない原因や対処方法を解説します。フィルターを取り外した後の交換方法も見ていきます。フィルター交換の際にしておきたい掃除方法も必見です。ぜひダイソンの空気清浄機をお持ちの方は参考にしてください。

空気清浄機のフィルターを交換しないと、フィルターの目が詰まり、カビや花粉、ハウスダストなどが吸着されないまま排出されます。せっかく運転していても効果が薄れてしまい、電気代の無駄遣いになってしまうので、定期的な交換やお手入れが必要です。

フィルターが外せない原因として2つの理由が考えられます。製品型番によって違いがあるので、お手持ちのタイプをチェックしてみましょう。

ダイソンの新型空気清浄機はフィルターとカバーを分離できる設計になっているので、フィルターのみを交換してカバーの方は水洗いします。

それに対しAM11などの初期型は、フィルターとカバーが一体化した構造になっています。それぞれを分解してカバーを洗浄できないので、フィルター交換時はカバーごと取り換えなくてはなりません。

製品によってはカバーごと取り外せばスポッとフィルターだけ引き抜けるタイプもありますが、HP04やTP04などではカバーとフィルターがストッパーで固定されている場合があります。

カバーの両側にあるタブを同時に押すと簡単に外れるので、タブがないか確認してみましょう。

ダイソンの空気清浄機のフィルター交換の手順を見ていきます。

【フィルター交換】

1. 本体の底に貼られたシールを見て型番を確認（アプリのシリアル番号からも確認可）
2. 本体横のレバーを下方向に動かす
3. 反対側のレバーも下方向に動かす
4. 本体側にある緑と黒の活性炭フィルターを取り外す
5. 外カバーにある矢印マークを押して青と白のグラスHEPAフィルターを取り外す
6. 交換用フィルターを矢印マークを丸い穴に合わせてはめ込む
7. 同じくもう1個のカバーにもフィルターを取り付ける
8. カバーを本体に戻す
9. 反対側のカバーも同じように本体に戻す
   
   

【フィルター交換後】

1. アプリのホーム画面の設定ボタンをタップする
2. 設定メニューにある「製品の設定」を選択
3. 「空気」の項目までスクロール
4. 「フィルター管理」をタップ
5. 「HEPAフィルター」「活性炭フィルター」に分かれている場合はリセット
6. 「フィルター寿命をリセット」ボタンをタップ
7. 「フィルター寿命をリセットしますか？」と表示されたら「続ける」をタップ
8. しばらくすると「フィルター寿命がリセットされました」と表示されればリセット完了

旧型タイプはグラスHEPAフィルターと活性炭フィルターの2つ必要でしたが、現在は一体型になっています。アプリで両方のフィルターが表示されますがリセットすればOKです。

前述でも述べたように、旧型の空気清浄機のフィルターはHEPAフィルターと活性炭フィルターの2種類必要でした。しかし、現在は一体型リサイクルグラスHEPA・活性炭フィルターに変更されています。では、初期型タイプの空気清浄機をお持ちの方はどうすればいいのか気になります。

以前はダイソンのお客様相談室に問い合わせると無料でカバーを郵送してくれていました。お使いの機種に適合するフィルターのみを別途購入し、ダイソンから送られてきたカバーとともに取り付ければOKです。ただし、現在もこのサービスを継続中かどうかは情報がないため、ダイソンに直接問い合わせるのをおすすめします。

現在ダイソンでは一体型のフィルターのみ販売しています。そのため、旧モデルのHEPAフィルターや活性炭フィルターは取り扱いしていません。通常、旧モデルの空気清浄機であっても、一体型のフィルターに対応しています。しかし、すべての機種が対応しているわけではないため、今使用している機種が一体型に対応しているか事前に確認してから一体型フィルターを購入してください。

交換の際、エラー表示がでるケースがありますが、2枚組から一体型に初めて交換した時にエラーは出てしまいます。エラーが出た場合はリモコンの「首振りモード」を5秒間長押しした後、フィルターリセットをすればエラー表示は消えます。

フィルター交換の際はついでにセンサーの掃除も行いましょう。センサーカバーを外して綿棒などでほこりを除去します。これでセンサーの誤作動を防ぎます。

また、交換時期をお知らせするフィルター寿命のデータをリセットするのを忘れないようにしましょう。

機種によって異なりますが、リセットするには首振りボタンまたは電源ボタンの長押しをします。カウントダウンまたは時計周りのサインが表示されるのでこれでリセット完了です。

新型フィルターはPM0.1レベルの微細な粒子を99.95％まで除去。ウィルスやバクテリア、PM2.5、ホルムアルデヒド、VOC、二酸化窒素など身体に有害な物質はもちろん、たばこの匂いや気になる臭いまで取り除いてくれます。

初期型の空気清浄機でも新型フィルターに取り換えるだけで性能がアップするので、嬉しいメリットといえますね。

従来の空気清浄機で除去しきれなかった非常に細かい粒子の匂い物質にも対応してくれるので、喫煙する方やペットを飼っている方、頻繁にお客様を招く方におすすめです。

また、気になるウィルスや有害ガスをしっかり除去してくれるので、小さなお子様のいるご家庭には助かりますね。まだ新型フィルターに交換していない初期型ユーザーの方はぜひとも試してみましょう。

安心の純正品と安価な互換品、どちらがいいかは悩ましいところです。なぜならダイソン公式サイトで販売されているフィルターは6000～7000円ほどもするのでかなり高額な上に、年に1回の交換が推奨されています。

互換フィルターは純正品と比べると大幅に安く販売していますが、実際に購入したユーザーの声では純正よりもフィルター部分が薄かったり、交換前と比べて匂いを取りきれなくなったり、フィルター寿命が正常に動かなかったりしたなどの報告も。

ダイソン空気清浄機本来のPM0.1の除去力を発揮するには、純正品を購入した方が良さそうです。

フィルターが外せなくてお困りの場合、初期型の空気清浄機である可能性があります。カバーは無料で取り寄せられるので、ぜひ問い合わせてみましょう。新型フィルターへの交換でいっそうお部屋が快適な空間になりますよ。下の記事では、空気清浄機のお手入れ方法を紹介しています。ぜひ、ご覧になってみてください。