【オフィス向け】卓上空気清浄機の人気おすすめ商品｜デスク用にも

自宅で空気清浄機を使用している方は多くいます。しかし、多くの人が出入りするオフィスでは、空気の汚れ・匂い・ウイルスがさらに気になりますよね。そんなときは卓上に置けるタイプのコンパクトな空気清浄機をおすすめします。

卓上の空気清浄機はどうやって選べばいいのか、何を基準にしたらいいのか悩みどころです。せっかく買うなら、使いやすくて効果の実感できるものを選びたいですよね。そこでこの記事では、卓上に置けるタイプの空気清浄機の選び方から、おすすめ商品まで解説・紹介します。

仕事中のデスクに設置して自分の周囲の空気をきれいに保ちたい方や、コンパクトサイズの空気清浄機を探している方は、この記事を読んで参考にしてください。

早速ですが、卓上空気清浄機を選ぶ前の注意点を2点先に解説します。

• 無名な海外メーカー製が多い
• 空気清浄機・イオン発生器と似て違う機能の商品が一緒に紹介される

まず、卓上サイズの空気清浄機は、大手の国内日本メーカーはあまり手がけていません。編集部調べでは、国内大手はシャープが手がける小型空気清浄機(FU-NC01)くらいです。そのため、これ以外では海外メーカーが選択肢となってきます。

また、この卓上空気清浄機というジャンルは「イオン発生器」という似て異なる商品が一緒に紹介されます。これは文字通りイオンを発生させるだけの商品で、集塵能力はありません。見た目は非常に似ているため、商品説明をしっかり読む必要があります。

会社のデスクで空気清浄機を使う場合、置いても邪魔にならないサイズのものを選ぶ必要があります。デスクの広さはさまざまで、デスクの上にはモニターや資料など、他のものも置いてあることが多いですよね。

小型タイプの空気清浄機を謳っていても、置いてみると思ったより大きくて窮屈に感じたり、加湿タイプはモニターと離して置きたいけど、十分なスペースが確保できなかったり、サイズ感は使い勝手にも影響するので、あらかじめ設置スペースを考慮して選びましょう。

• 強運転の場合：51〜54db
• 弱(静音)運転の場合：21〜26db

車内で使用するのならば、ドリンクホルダーに入るサイズだと置き場所に困らないでしょう。卓上・車内兼用であれば通勤時にも使用できます。最も確保しやすい電源方式のものを選ぶと、買ってみたものの電源がなく使えなかった、なんて事態を防げるでしょう。

使用場所が車内やデスク周りにご家庭のトイレなどの3畳以下のスペースなら、「イオン発生器」もおすすめです。特に狭い空間での臭い対策に有効です。

イオン発生器はイオン発生ユニットが内蔵された機器です。集塵能力は基本的にありませんが、少数フィルター搭載品もあります。イオンの力で空気を清浄にしたり消臭することを目的としています。

注意点は、メーカーによってイオンの信頼性がかなり異なる点。パナソニックのナノイーや、シャープのプラズマクラスターは試験下にて効果が実証されていますが、無名メーカーのイオンには効果の言及がないものもあります。

編集部としては、パナソニックかシャープのイオン発生器のどちらかをおすすめします。

卓上タイプの空気清浄機の中には、アロマ機能がついているものもあります。アロマはリラックス効果があるので、アロマの香りが好きな人なら使いたくなるでしょう。しかし、オフィスで使う場合アロマ向けは避けるべきです。

自分にとってはいい香りでリラックスできたとしても、中には不快に思う人がいるかもしれません。「スメハラ」という言葉があるように匂いはトラブルの元になるので、アロマ機能がついていないものを選んでください。

家でも使う予定があるのなら、アロマ機能つきのものを購入してオフィスではアロマ機能を使わないという方法もあります。

ここからは空気清浄機を選ぶ際の前提知識を解説します。編集部では実際に空気清浄機を購入した500名を対象に、アンケートを行いました。


単なる選び方の解説だけでなく、購入後のよくある後悔や使ってみないとわからない使用感に関する声についても触れることで、皆さんの購入前の不安を解消できるような内容にしています。

• 空気清浄機の購入時に押さえておきたい必須項目
• 人によっては使用感に関わるポイント
• 優先度は低め。気になる人のみチェック推奨

上記の3部構成でどこよりも安心して空気清浄機を選んでいただけますので、ぜひ最後までお付き合いください！

※すぐにおすすめ商品を見たい方は以下のボタンでスキップできます

まず卓上空気清浄機の適用床面積は当てにならない ＆ 位置付けはサブ用と覚えてください。

卓上空気清浄機はそもそも製品として国内メーカー製は非常に少ないです。となると、ネット通販で見かける海外メーカー製品が選択肢として浮上しますが、説明をよく読まないと空気清浄能力が分かりにくい商品が非常に多いです。

例として、畳数表示があってもそれが「空気清浄能力」なのか「脱臭能力」なのか、あるいは「イオンの拡散能力」なのかがわからない…ということが起こります。

さらに、卓上空気清浄機は本体が小さいため、最大適用畳数も小さめである場合がほとんど。メインで使用する1台というよりも、自分の近くに置いて素早く空気清浄をする補助的な役割と割り切って、購入するべきです。

卓上空気清浄機は、海外メーカー製が多いとの話を先ほどしました。この時に注意したいのが、

卓上空気清浄機は、シンプルな空気清浄機・加湿空気清浄機・脱臭機能付き空気清浄機などさまざまなタイプが発売されています。ここでは、どんな方におすすめなのか、それぞれメリットデメリットも交えて解説します。

空気清浄機には「空気清浄機能のみ」を求める方は、シンプルな空気清浄機がおすすめです。

• メリット
  ・加湿器と完全に分けられるので、それぞれ最適な場所に設置できる
  ・価格が安い
• デメリット
  ・加湿器が欲しい場合は別で設置が必要

特に加湿器使用する上で、それぞれの性能を最大限に引き出したい場合は、2台に分けた方が合理的。なぜなら、

・加湿器→床から30cmあげて設置がおすすめ
・空気清浄機→足元への設置がおすすめ

このように、最適な設置場所が異なるためです。

加湿器と空気清浄機をまとめたい方におすすめなのが加湿空気清浄機。

卓上空気清浄機の機能に「脱臭」「消臭」も求める方もいるとは思いますが、過度な期待は禁物です。

編集部調べでは、卓上空気清浄機の消臭機能は「イオン方式」がほとんどでした。イオンを拡散して匂いの元となる物質と結合させて消臭する方式です。

しかし、この性能を謳う卓上空気清浄機がほとんど無名な海外メーカー製のため、実際の消臭効果は疑わしいです。

本当に脱臭機能を重視するなら、技術と歴史のあるシャープのプラズマクラスターのイオン発生器、あるいは国内メーカーの富士通製品がおすすめです。

ここまでのおさらいをしましょう。空気清浄機選びで失敗しないための重要3ポイントは、

の3つでした。

• あくまで設置場所周囲のみの効果と割り切る
• 据え置きタイプほどのフィルター性能は期待しない
• タイプを正しく選択する

これが失敗しない空気清浄機選びの最初のステップです。

繰り返しになりますが、あまりこだわりがない方は、ここまで読んだら、あとは価格が安いものを選択すれば間違いありません。このあとはさらにこだわって選びたい、という方向けに記事を書いていきますので、興味がないよ、という方は以下のボタンをクリックしておすすめ商品をご覧ください。

そもそも何を気にするべきなのかわからない

※赤字の項目は解説済み

卓上空気清浄機は基本的にフィルター枚数が少ないため、据え置きタイプに比べるとお手入れの手間は少ないです。

事情が変わるのは、加湿機能搭載の空気清浄機を使用する場合。加湿機能を使用する時点で、カビや水垢の掃除という手間が増えます。

ちなみに、10年交換不要フィルター搭載の卓上タイプは見受けられません。定期的なフィルター交換も必要になります。

静音性については先に触れたため、この章は割愛します。

空気清浄機の静音性に関して、アンケートでは以下のような声が挙がりました。

基本的に稼働している時はそれなりに音が出てしまいますので、その中で一番問題ないものはどれか？という観点で静音性をチェックしましょう。

電化製品は電気代を気にする方が多いですよね。しかし結論として、加湿空気清浄機含む空気清浄機は、電気代はほぼ考慮しなくてOKです。

空気清浄機の電気代について

• 空気清浄機能を1時間動作させる場合
  ターボ運転：1〜3円
  中〜弱運転：0.1〜1.5円

このように電気代はとても安く、1日使用しても1ヶ月300円〜と問題になるほどではありません。

空気清浄機がお部屋を清浄にする仕組みは、以下3つあります。

• ファン式｜ファンの力で室内の空気を循環させてフィルターで除去
  ・パナソニック・シャープが採用
• 電気集塵式｜静電気で吸着させて除去。フィルターを用いない仕組みは捕捉力は弱いものの、ランニングコストが安く業務用に多い
  ・ダイキンが採用
• イオン式｜ナノイーやプラズマクラスターといったメーカー独自開発のイオンで除去
  ・パナソニック・シャープが採用

上記の通り、電気集塵式を採用する主なメーカーはダイキンで、パナソニック・シャープはファン式＆イオン式を採用しています。

しかし、どれがいい悪いというよりも、あくまで空気清浄機の仕組みの話のため、集じん方式よりも肝心なのはフィルター性能です。

そもそも、メーカーを決めた時点で集じん方式も自ずと決定してくるため、製品選びとして重視すべき項目とは言えません。

効果的に空気清浄機を使うなら、吸気口の位置を気にしてください。

ちなみに、吸気口の高さによって、対応しやすい物質が変わります。

• タバコや煙の匂い｜浮遊する性質がある
  ▶︎上側や側面床上30cmの吸気口が効果的
• 花粉やハウスダスト｜最終的に床に落ちる
  ▶︎前面下部など床に近い吸気口が効果的

特に気になるものがあるなら、気流の流れや物質の特性を考えて空気清浄機を選ぶと、合理的に選べますよ。

空気清浄機のマイナスイオン発生機能は、機種選定で重要視する必要はありません。

電化製品のマイナスイオンというと、「シャープのプラズマクラスター」や「パナソニックのナノイー」を思い浮かべますが、総合的に機種を選ぶときに「プラズマクラスターだから」「ナノイーだから」と最重要視する項目にはなりません。

結果的に選んだ機種にマイナスイオン発生機能が搭載されていた、程度の考え方でも失敗しませんよ。

業務用の空気清浄機は実はレンタルすることができます。「家庭用の空気清浄機だと力不足だけど、業務用空気清浄機は高いから導入が難しい…」といった場合、一度レンタルして様子を見るのもおすすめです。

例として、適用床面積が51畳の業務用空気清浄機の一か月のレンタル料は6000円前後で、半年使っても3万6千円とかなりお得に空気清浄機をレンタルすることができます。冬場の風邪予防にも効果が期待できるので、卓上空気清浄機と併用してはいかがでしょうか。

空気清浄機のレンタルサービスについては、以下の記事で詳しく解説しています。

ここまで、オフィス向けの空気清浄機について紹介しました。オフィス向けで最適なのは卓上タイプの空気清浄機ですが、その種類はたくさんあります。価格帯も幅広いので、自分の環境に適したものを選んでデスクワークを快適なものにしてください。

以下の記事では、コンパクトさが特徴の空気清浄機を紹介しているので是非参考にしてみてください。