【2022年】バルミューダの空気清浄機おすすめランキング｜デメリット・口コミも

バルミューダは、2003年に東京で設立された電化製品などを販売する新参メーカーです。空気清浄機は2011年ごろからグッドデザイン賞など数々の賞を受賞し、大手電化製品メーカーとは少し違ったデザイン性を楽しめると好評になっています。

また、美しいデザインに加えて独自開発した臭いに反応するWファンの搭載など、機能性も充実しています。ですが、「音がうるさい」「お手入れが面倒」といったデメリットに対する口コミもあり、購入を迷われている方も多いと思います。

そこでこの記事では、バルミューダの特徴・口コミ・どんな人に向いているか・おすすめの空気清浄機などを詳しくご紹介します。購入前の注意点や、フィルターについても触れていますので、ぜひ参考にしてください。

バルミューダの空気清浄機は、清潔感のある白色しかありません。そのため、どんな部屋のどんな場所に置いても自然に馴染む素朴なシンプルさがあります。

白い外観で、その表面には煩わしいボタンやアイコンなどが一切ないのが製品が多く取り揃えられています。そうなると、一見何の機械かわからないかもしれませんが、LEDの光で何らかの家電製品であるのがかろうじてわかります。

ボタンやアイコンは製品の天面に集まっているので、遠くから見れば全く目立たないようになっています。本体の下部分の吸気部には、向こう側が見通せる抜け感のあるデザインになっているので、全く圧迫感を感じさせません。

バルミューダの空気清浄機の清浄機能には、バルミューダが独自開発した「ターボファン」「グリーンファン」と呼ばれる2つのファンが大きな役割を持っています。

まず「ターボファン」は、部屋中の空気を強力に吸い込みます。普通のファンとは違って、毎分6500Lもの非常に多量の空気を吸い込みます。

さらに、フィルターを通じて綺麗になった空気が「グリーンファン」によって真上に放出されます。この時の最大効率は毎分1万Lとなっていますので、「ターボファン」よりもさらに強力であるのがわかります。

これら「ターボファン」「グリーンファン」の強力な吸い込み・放出によって、一般的な空気清浄機よりも迅速な空気の循環が可能になっています。

バルミューダの中でも安い空気清浄機を探している方には「BALMUDA JetClean」「BALMUDA AirEngine」の両シリーズがおすすめです。

「BALMUDA JetClean」は、先ほどの「BALMUDA The Pure」の半額以下である20000円前後から購入できます。「BALMUDA AirEngine」は、40000円前後から購入が可能です。

どちらも2012年・2013年発売とそれほど古いシリーズでもないので、値段相応の役割は果たしてくれます。

ただし、ネットショップでは新品製品が発売されておらず、中古製品での取り扱いが多数です。そのため、新品にこだわる方は避けた方がよさそうです。

バルミューダの空気清浄機は、1ヶ月に1回プレフィルターを掃除機で吸う、ファンの羽を水洗いするといったメンテナンスが必要になります。またフィルターは1年に1回交換が必要です。

これらのメンテナンスをしなければ、空気清浄機の性能が落ちてしまったり、壊れてしまうといった現象につながりますので、メンテナンスは欠かさないようにしましょう。

とはいえ、最新シリーズの「BALMUDA The Pure」の場合は、メンテナンスがしやすいのでそこまで身構える必要はなさそうです。ホコリが溜まりやすいファンの羽が取り外しできたり、背部を開けると簡単にフィルターの取り外しができるようになっているからです。

メンテナンスしやすくはなっているものの、油断して忘れてしまわないようにしましょう。お手入れ方法については、以下の記事で詳しく解説しています。

バルミューダの空気清浄機の特徴でもあるターボファン・グリーンファンを使った強力な空気清浄のジェットクリーンモードは、扇風機の強くらいの音量になってしまい、うるさいと感じる方がいくらかいらっしゃいます。

さらに、ホコリセンサーの感度がいいために就寝時の寝返りで布団からホコリが舞い、ジェットクリーンモードが作動する場合があります。センサーの調整はできないので、音で困る方は電源を切っておくしか対応はなさそうです。

ホコリセンサーだけでなく臭いセンサーも付いていますので、料理中の煙によってジェットクリーンモードが作動し、付けていたテレビの音が聞こえなくなってしまう場合もあります。これら問題を踏まえて購入を検討するようにしましょう。

「BALMUDA The Pure」の特徴は、吸気部に白く光るライトが付いている点です。ライトは明るさの調節ができず、点灯か消灯かの2択しかありません。そのため、比較的暗い部屋で空気清浄機を動かす際には眩しすぎる場合があります。

とはいえ、その場合は常時消灯モードにしておくとライトが付かないので、そこまで心配しておく必要はないかと思います。ライトの調節はできないのを、ぜひ購入前に覚えておいてください。

バルミューダ空気清浄機の最新モデルは2019年に発売の「BALMUDA The Pure A01A」です。

「BALMUDA The Pure」は、ターボファンとグリーンファンによるジェットクリーンモードはもちろん、「プレフィルター」「TrueHEPAフィルター」「活性炭脱臭フィルター」と、3つのフィルターを採用しています。そのため、0.1μの微粒子を除去し、煙やタバコの臭い除去まで行ってくれます。

値段は5万円前後と高めですが、フィルターさえ交換すれば長期間使えるので、高コスパな商品と言えます。

ここでは、バルミューダの空気清浄機を実際に使用している方の口コミを一部ご紹介します。機能性や使い勝手、またインテリアとしてのデザイン性などに注目して選んでみたので、購入をお考えの方は参考にしてみてください。

ここからは空気清浄機を選ぶ際の前提知識を解説します。編集部では実際に空気清浄機を購入した500名を対象に、アンケートを行いました。


単なる選び方の解説だけでなく、購入後のよくある後悔や使ってみないとわからない使用感に関する声についても触れることで、皆さんの購入前の不安を解消できるような内容にしています。

• 空気清浄機の購入時に押さえておきたい必須項目
• 人によっては使用感に関わるポイント
• 優先度は低め。気になる人のみチェック推奨

上記の3部構成でどこよりも安心して空気清浄機を選んでいただけますので、ぜひ最後までお付き合いください！

※すぐにおすすめ商品を見たい方は以下のボタンでスキップできます

使用環境の2倍以上の適用面積を持つ空気清浄機を買うのがおすすめ

空気清浄機を選ぶときには、まず最初に何畳のお部屋で使用するかを明確にしてください。2部屋以上を合わせて使う場合・廊下が入る場合も正しく畳数を計算するのが大切です。

次に、空気清浄機のスペック表から「最大適用面積」を確認します。

• 最大適用面積(畳)
  30分で空気清浄する能力を指す

最大適用面積の基準はこのようになっています。

しかし、帰宅時に体に付着した菌やウイルスが室内に入り込んだ時に、30分も清浄時間を待っていられない場合もありますよね。もっと短時間で室内を清浄にしたいなら、表示の2〜3倍の最大適用面積を基準に選ぶと安心です。

※加湿空気清浄機には、「加湿能力の床面積」と「空気清浄能力の床面積」の両方の記載があります。見間違えないようにしましょう。

広い部屋で使用するなら、空気清浄機1台で使用するより2台で使用した方が効果的かつ経済的な場合もあります。

(例)

たとえば15畳以上の部屋で使いたい場合、ワンサイズ下のサイズ2台で100,000円となるため、経済的になります。

それでいて、最大床面積25畳×2台で運用し、集塵ポイントを2ヶ所室内で作れるため、単純に空間を清浄にする能力はこちらが上です。

デメリットとして2台分置き場所を考えなければなりませんが、経済的かつ効率的なためメリットは大きくおすすめです。

ポイントは以下の2点

• フィルターの能力
• 耐久性

空気清浄機の選び方で2つ目に大切なのは、ほこりフィルター（集じんフィルター）です。

通常空気清浄機は、

・プレフィルター
・ほこりフィルター(集じんフィルター)
・脱臭フィルター(あれば)

で構成され、この中で一番空気清浄能力に影響するのが、ほこりフィルター(集じんフィルター)です。

空気清浄機の清浄能力はフィルター性能に左右されます。とはいっても、現在発売中の空気清浄機の多くはHEPAフィルターを搭載しています。

• HEPAフィルターとは
  
  JIS規格で『定格風量で粒径が0.3μmの粒子に対して99.97％以上の粒子捕集率を持ちかつ、初期圧力損失が245Pa(25mmH2O)以下の性能を持つエアフィルター』と定義。

要するに、0.3μm以下の微小な粒子も捕捉できるフィルターを意味します。0.3μmのサイズ感は以下のようになります。

このように、HEPAフィルターは空気中の浮遊物・物質のうち、ウイルス以外は捕捉できます。

あえてHEPAフィルターよりも目の荒い空気清浄機を使う理由はないため、最低でもHEPAフィルター以上は必須、と考えましょう。

ちなみに、「抗菌HEPAフィルター」「静電HEPAフィルター」と呼ばれる、機能を加えたフィルターを採用した機種も多いです。

空気清浄機でHEPAフィルター以外におすすめのフィルターにはこれらがあります。バルミューダの空気清浄機には搭載されていませんが、気になる方はチェックしてみてください。

• TAFUフィルター
  
  ダイキンがHEPAフィルターの持続力を上げるために開発したフィルターで、素材に蓮の繊維を使用。付着した汚れをフィルター内で拡散させることなく停滞させ、メンテナンスなしでも10年後のフィルター性能72％と通常のHEPAフィルターよりも高い。
  
  要するにHEPAフィルター性能の劣化を少なくしたフィルター。

• TPAフィルター
  
  Airdogに搭載されるフィルターで、米国特許取得済み。電磁場を作り汚れをキャッチする仕組み。HEPAが0.3μmに対してTPAフィルターは0.0146μｍまで除去するためウイルスにも対応。

空気清浄機は、シンプルな空気清浄機・加湿空気清浄機・除加湿空気清浄機に大きく分かれます。

ここでは、どんな方におすすめなのか、それぞれメリットデメリットも交えて解説します。

なお、バルミューダが販売しているのは加湿機能や除湿機能のない「シンプルな空気清浄機」のみです。

空気清浄機には「空気清浄機能のみ」を求める方は、シンプルな空気清浄機がおすすめです。

最近は加湿がセットの「加湿空気清浄機」が主流のため、商品の数として多くはないものの、大手３メーカーは20畳以上のリビングサイズ用をラインナップしています。

• メリット
  ・加湿器と完全に分けられるので、それぞれ最適な場所に設置できる
  ・価格が安い
• デメリット
  ・加湿器が欲しい場合は別で設置が必要
  ・種類が少ない

特に加湿器使用する上で、それぞれの性能を最大限に引き出したい場合は、2台に分けた方が合理的。なぜなら、

・加湿器→床から30cmあげて設置がおすすめ
・空気清浄機→足元への設置がおすすめ

このように、最適な設置場所が異なるためです。

今一番人気で主流なのが、この加湿空気清浄機です。空気清浄機に加湿機能を足したタイプで、冬場に大活躍します。加湿器と空気清浄機をまとめたい方におすすめ。

加湿空気清浄機にさらに「除湿機能」を加えたのが、この除加湿空気清浄機。除湿運転時は加湿タンクに水を貯めるため、直感的に使用できます。加湿空気清浄機に除湿機能も1台でまとめたい方におすすめします。

• メリット
  ・加湿・除湿・空気清浄機能が1台
  ・一人暮らしなら1台で十分
• デメリット
  ・コンプレッサー搭載のため本体が大きい
  ・除湿時の水タンクはこまめに捨てる必要あり

メーカーはダイキン＆シャープが手がけており、価格帯も4万円台〜と高性能ですが比較的お手頃なため、気になる方はチェックしてみてください。

ただし、除湿するためのコンプレッサーが搭載されている分、本体はかなり大きく感じられます。

空気清浄機はあくまで空気清浄機能がメインのため、専用の「家庭用脱臭機」の利用もおすすめです。

・ペット臭
・介護のアンモニア臭
・タバコ臭

といった、生活臭以上ににおいが強い場所で使用したいなら、空気清浄機よりも効果的です。

空気清浄機の静音性は、ほぼ基準値内であれば特に気にする必要はありません。が、空気清浄機は音が出る家電だということを事前に理解しておきましょう。ここを知っておかないと「思ったよりうるさいな」となってしまいます。

• 強運転の場合：51〜54db
• 弱(静音)運転の場合：21〜26db

2022年発売機種で確認すると、おおよそ上記数値が一般的なため、これよりも静かなら静音性が高く、この範囲に収まらないならやや音が大きめと判断できます。

ちなみに、弱運転(静音モード)は多くの機種が搭載していますが、格安商品はない可能性もあるため確認推奨です。

基本的に稼働している時はそれなりに音が出てしまいますので、その中で一番問題ないものはどれか？という観点でチェックしましょう。

基本的なサイズは、より優先すべき適用面積で決まってしまう

そのため同じくらいのサイズ同士で「どちらの方がよりスリムか」といった比較をすることになります。また通販で購入した方は「意外と大きかった」といった感想を抱くことが多いので、購入前に確認しておくと安心です。

空気清浄機はサイズと共に置き場所も検討が必要です。特に加湿空気清浄機は本体サイズが大きく、リビングや寝室どこにおいても存在感が出ます。

もっとも、部屋の畳数によって空気清浄機のサイズ感はほぼ決まってくるため、大部屋でも能力を無視した小型サイズを設置したい、といった考え方はおすすめできません。

そのため、存在感のあるサイズの空気清浄機をいかにお部屋に調和させるか、という考え方が重要になります。

空気清浄機は部屋のどこにでも置いていいわけではなく、「ここはダメ」と取扱説明書に注意書きされている場合が多いです。

• テレビやラジオ周辺
  ➡︎加湿空気清浄機の場合、1〜2mは離すよう注意書きされたものがほとんど
• 直射日光の当たる場所
  ➡︎ほとんどの機種でNG
• 窓際・エアコンの風が直接当たる場所など
  ➡︎加湿空気清浄機の場合、湿度センサーが正しく動作しない

このように、設置NG場所とコンセントの位置を考えると、空気清浄機の置き場所は意外と自由度が低いです。

そのため、邪魔にならない場所に小さめの機種を置くというよりかは、いかに圧迫感を出さずインテリアと調和させるか、といった考え方が大切になります。

空気清浄機のデザインはあまり気にする必要はありません、と言いたいところですが、常に目に入る位置で数年間使用する以上、多少は気にするべきです。

とくに、リビングサイズの加湿空気清浄機だと、尚更大型になる傾向があります。高さ60〜70cmにも達するため存在感を隠すのは難しく、「見せる家電」として扱わざるをえません。

となると、奥行きの薄さや家具に調和するデザイン性を、多少なりとも気にするべきですよね。そのため、部屋の雰囲気に合っているものを選びましょう。

電化製品は電気代を気にする方が多いですよね。しかし結論として、加湿空気清浄機含む空気清浄機は、電気代はほぼ考慮しなくてOKです。

空気清浄機の電気代について

• 空気清浄機能を1時間動作させる場合
  ターボ運転：1〜3円
  中〜弱運転：0.1〜1.5円
• 加湿機能を1時間動作させる場合
  ターボ運転：2〜2.7円
  中〜弱運転：0.1〜1.5円

このように電気代はとても安く、1日使用しても1ヶ月300円〜と問題になるほどではありません。

ちなみに、除湿運転は1時間あたり5.8〜6.8円程度かかります。こちらも、1日中使用する機能ではないため、そこまで考慮しなくても大丈夫ですよ。

効果的に空気清浄機を使うなら、吸気口の位置を気にしてください。吸気口の高さによって、対応しやすい物質が変わります。

• タバコや煙の匂い｜浮遊する性質がある
  ▶︎上側や側面床上30cmの吸気口が効果的
• 花粉やハウスダスト｜最終的に床に落ちる
  ▶︎前面下部など床に近い吸気口が効果的

特に気になるものがあるなら、気流の流れや物質の特性を考えて空気清浄機を選ぶと、合理的に選べますよ。

空気清浄機は年々進化の激しい電化製品ではないため、最新機種よりもコストパフォーマンスを重視する選び方も合理的です。

• 空気清浄機の型落ち時期｜9月〜翌2月

要するに、まさにこれからウイルス・浮遊菌・乾燥対策したくなる冬前の時期に新製品に変わります。

しかし、市場在庫に旧式が多く出回っているなら、価格の下がった型落ち品の方がコスパがいい場合が圧倒的に多いです。

バルミューダの旧型空気清浄機である「EJT-1000（2012年モデル）」「EJT-1100（2013年モデル）」は、残念ながら生産が終了しています。そのため、商品のサポートや専用フィルターなどの販売も終了する場合があります。

バルミューダ空気清浄機のフィルターの価格は以下のとおりです。

※最新モデル「BALMUDA The Pure」の場合（バルミューダ公式の価格）

• 集じん・脱臭フィルターセット：1万450円
• 集じんフィルター：7700円
• 脱臭フィルター：3300円

シャープやダイキンなどに比べるとやや高い傾向にあります。本体も比較的高いので、初期投資は価格が上がってしまうと思われますが、長期間使える事実を考えると高コスパな製品です。

また、フィルターの交換方法は簡単で、背面を外してケースごと引っ張ればすぐに取り替えられるのはメリットと言えます。

ここまでバルミューダの空気清浄機の特徴やおすすめ製品について紹介してきましたが、いかがでしたか。なかでもバルミューダはApple社のiPhoneのようなシンプルなデザイン性が好評です。ぜひ、バルミューダの空気清浄機が気になった方は、詳細をチェックしてみてくださいね。